【原典】インド神話、涅槃経、大智度論 【クラス】キャスター 【マスター】佐香月 岱泉 【真名】キョウシカ 【性別】女。いやほんとは俺様男なんだけど、なんか女にされちまってさ。ひどくね? 【身長・体重】154cm・43kg 【属性】秩序・善 【イメージAA】我那覇響 【ランクレベル】:12「神族」「知名度」「悪名」「怪物退治」「聖者」「死後崇拝」 【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷A+ 魔力A++ 幸運D 宝具EX ・HP:42/42 ・MP:42/46→88/92 ・IV:17 (敏捷の+は攻撃・追跡時に解放。魔力の+は攻撃・防御・回復時に解放) 【クラス別スキル】 道具作成:C :魔的な道具を作成するスキル。  俺様あんま手先は器用じゃねぇーんだよなぁー。  まぁ俺様最強だからできねぇわけじゃねぇけどな! 陣地作成:A :自分に有利な陣地を作成するスキル。  護摩とか、なんかそういうの。まぁこれでもバラモンやってたし?  つーか天空の王だし? 余裕だぜよゆー。 【固有スキル】 千里眼:A :天空より宇宙を観測する千の瞳。  俺様にかかれば見抜けぬものとかめったにないんだぜ。称えな! 法術・マントラ:A+++(攻撃(自動)、防御、回復、探索、強化、便利。+は攻撃・防御・回復時に解放。1Lv4FP) :ヴェーダ、ヒンドゥーの教えを踏襲した、原始的な仏教の法術。  厳密に言えば仏教よりもバラモン的な要素の方が強いのだが、まぁこまけぇことはいいじゃねぇか! 魔力放出(雷):A :体内より生成され、放出される稲妻の魔力。  荒ぶる雷神インドラの権能であり、俺様にかかりゃあ焼き尽くせねぇものはねぇな! 投擲・金剛杵:A++(単発宝具発動時に+開放) :神器たる金剛杵の投擲技術。  投擲と言うよりは射出技術と言った方が正確かもしれない。  俺様槍とかも使うけど、象徴的にはこっちだよな! 神性:C(宝具追加効果+。雷属性のダメージをスキルレベル点軽減) :インドラ。あるいは帝釈天。  ……なのだが、『帝釈天の人間時代』『インドラが神性を失った姿』として召喚されているため、その神性は低い。  一応、残った神性は雷属性の攻撃に対する耐性として機能している。 戦闘続行:EX :幾度なく『倒され続けてきた』経験からくる生存能力。  たくさん死ぬけど、死なないんだよ。たくさん死ぬけど。 黄金律:E- :一生にどれだけの財産が付いて回るかの数値。  黄金の鎧纏いし天空の王とは俺様のことよ!  ……ただしメチャクチャ強引に引っ張ってきたスキルなので、劣化が著しい。 白化素質:A→‐(黒化素質と同じ扱い) :泣き叫ぶ雷鳴は、思うがままに、あるがままに。 悪癖・直情:A 悪癖・豪快:A 悪癖・短気:A 悪癖・好戦:C :インドラは豪放磊落な暴れん坊の暴風神とされる。  悪く言うとバカ。少しまともな言い方すると物事を深く考えない。  いや誰がバカだ。俺様だって色々策とか練るし頑張るっつーの。 悪癖・臆病:C :暴れん坊の癖に微妙にビビり。  今まで散々負けて来たせいとも言う。やかましいわ。 仏法に忠実:A :キャスターは、意外なほどに仏法に忠実。  彼女は仏法の守護神であり、仏敵に罰を下す天部の神なのである。  堅苦しいのは苦手だが、シッダールタのヤローは好きだしな! 悪癖・好色:B :インドラは極めて女好きである。  女の子になっちゃってるのも元はと言えば好色が原因だったりする。  一応今帝釈天名義で来てるから多少は自重するけど、ちょっとはな! 悪癖・自戒(宝具単発発動):A :戦場を全て焼き尽くす『インドラの炎』。  流石に俺様もこれを乱発するわけにはいかねぇよって理解してるぜ、うん。 弱点・機械音痴:EX :いや機械は好きなんだ。  機械は好きなんだけど、触るとバチってなって壊れちまうんだよな。  アレかな。俺様の雷神パワーがすごすぎるせいかな。 誓い・やりたいようにやる:A :それでいい。  それが、それだけが、神のやるべきことだから。 【宝具】 『三十三天よ、雷雨を落とせ(ヴァジュラ・インダラヤ)』 宝具ランク:A++ 種類区分:射撃武器 発動区分:継続 対象区分:対軍宝具  MP消費:8/13/18 ダイス判定プラス:5an5/10an5/15an5 固定値:20 :キョウシカの友人たちが共に天に上り、全員で三十三天となった逸話の具現。  インドラの神器であるヴァジュラを33基まで召喚し、雨あられの如く射出する蹂躙宝具。  そのひとつひとつが濃縮された雷電そのものであり、着弾と共に電撃を撒き散らす。  このダメージは使用者の力量や敵の装甲に左右されず、固定ダメージとして算出される。  この仕様と三十三天の加護との相乗効果により、異常なほど燃費のいい宝具となっている。 【プラス追加効果】 特性切替 防御無視(真) 斬魔武器 瞬間強化 スキル相当:単独行動 MP自動回復 固定値二倍 【マイナス追加効果】 周辺被害大・雨天時 魔的隠密問題・雨天時 切替制限・継続時宝具マイナス 『帝釈よ、焼き払え(ラーヴァナジット)』 宝具ランク:EX 種類区分:射撃武器 発動区分:単発 対象区分:対界宝具  MP消費:28/42 ダイス判定プラス:14an6/28an6 固定値:28 :インドラの炎。あるいはインドラの矢。  数字の桁がおかしいことに定評のあるインド神話にあって、その最高峰とされる破壊兵器。  三十三天の、あるいは帝釈としての加護を遮断することで、神代の権能を僅かながらも再現する宝具。  その雷電とも灼熱とも知れぬ一撃はあらゆる生命を死滅させ、世界を焼き尽くす。  ……という代物なのだが、現在は霊基の関係で劣化に劣化を重ねており流石に世界を焼き尽くすほどでは無い。  ……………が、キャスターが「ちょっと本気出すわ」と意気込んだので出力が上がった。 【プラス追加効果】 特性切替 固定値二倍 防御無視(真) 斬割(真) 回避不能 必殺 競勝強化 【マイナス追加効果】 周辺被害大・使用時 魔的隠密問題・使用時 社会的隠密問題・使用時 切替制限・継続時宝具マイナス 【装備・アイテム】 『無銘・槍』 装備ポイント:2 種類区分:両用武器 効果:攻撃力+1 『帝釈天絢爛黄金装飾』 礼装ランク:D 種類区分:防具礼装 発動区分:常時 対象区分:対人  MP消費:2 ダイス判定プラス:0an2 固定値:3 :天空の王インドラが身に着ける黄金の装飾品。  首飾り、耳飾り、腰帯など、どれもこれも豪奢な珠玉の一品。  劣化しまくっているが仮にも神霊の装飾品なので、その保有する魔力量は圧倒的。  というか、どちらかというとキャスターが道具作成スキルを活かして新しくこさえた礼装らしい。  なので実は女性用のアレンジが加えられている。こまやか。 【プラス追加効果】 MP最大値+ 【誕生日:知らん!そもそも千年ぐらいおふくろの中にいたんだけど、誕生日って生まれ落ちた日がいいのか?  血液型:知らん!あれだ!俺様型!  イメージカラー:白と赤  特技:死なないこと、雨乞い  好きなもの:喧嘩に勝つこと、酒、女、シッダールタ、ヴィシュヌ、タイゼン  嫌いなもの:喧嘩に負けること、自分より強い奴、屈辱、ヴィシュヌ  聖杯戦争への参加理由:やりたいように喧嘩する】 【宝具無し攻撃判定】35an5+10 【継続宝具攻撃】40〜50an5+10 【単発宝具攻撃】45an5+52 【防御】50an5+10 【回復】50an5 【設定】 ・原典設定 インドラ――――古代インドの讃歌集リグ・ヴェーダの中で、全体の四分の一もの数の讃歌を捧げられた天空神。 稲妻、雷雨、暴風、天空を象徴する荒ぶる神であり、その信仰はインド・イランのみならずメソポタミアでも行われていたという。 しかし神々の王たる雷神は、時代が下ると共にその権力を大いに衰えさせていく。 不死身の悪竜ヴリトラには敵わず姦計を弄し、聖仙ガウタマの妻を寝取ったことで睾丸を奪われ、 アスラの王マハーバリに敗れて天界から追放され、再び戻ったところでまたアスラのマヒシャースラに敗れて再び蹴落とされ、 羅刹の王子メーガナーダにも敗れて「インドラジット(インドラを打ち倒した者)」を名乗られる屈辱を味わい、 あまりの横暴さの罰として豚に転生した時など、もはや神であることなど忘れ泥の中で母や兄弟とはしゃぐことに幸せを見出し、神々に同情されるほどであった。 数多の英雄たちにも、なにかと挑みかかってはあっさりと敗れてしまう。神々の王インドラは、同時にインドにおける「噛ませ犬」でもあった。 そんなインドラではあるが、それでもその信仰は篤く、仏教が生まれた時は帝釈天として天部の神になる。 曰く、釈迦が成道する前より彼を助け、また彼の説法を聞いたことで、梵天(ブラフマー)と並び仏教の二大護法善神となったとか。 涅槃経、あるいは大智度論によれば、帝釈天が人であった時の名は「キョウシカ」とされ、福徳と大智慧あるバラモンであったという。 彼には32人の友人がおり、彼らと共に福徳を修して命終し、天界に生まれ変わった。キョウシカを天主とし、彼を含めた33人で三十三天となった。 そのため、釈迦は帝釈天のことを本名であるキョウシカと呼ぶのだそうな。 ・聖杯戦争追加設定 古代の神インドラが、仏教の護法神としての側面で現出した姿。 あるいは、帝釈天が人として現出した姿。 あるいは、インドラが睾丸を奪われ全身に千の女性器を与えられ、その神性を失った状態で現出した姿。 インドラとしての権能を相当削られた状態であり、とりあえず「一般的なサーヴァント」程度の能力に収まっている。 神話通りのしょっぱい暴れん坊ではあるのだが、意外なほどに法には厳格。 というのも、彼女が帝釈天としての姿で召喚されているのが原因のひとつ。 キャスターとして仏教の護法神の側面を色濃く出している彼女は、神であるがゆえにその役割に殉じている。 ついでに言えば、そもそも彼女はシッダールタを非常に好ましく思っている。 神による救済ではなく、人の悟りによって衆生を救う大徳。 そこにヴィシュヌでは成し得ぬ救いを見出したインドラは、彼の助けになるべく帝釈天に転じたのである。 まぁ結局は暴れん坊なのだが。 なお、キョウシカというのは「インドラがヤンチャしすぎなので地上に落とされた」といういつものアレの時期の話である。 そこそこ真面目にバラモンしながらも気の合う仲間と食う寝る遊ぶ喧嘩するの楽しい日々を過ごし、仲間を引き連れて天に帰ったのであった。 神々は全然反省してない様子に頭を抱えつつ、連れて来たバラモンたちが割といい人揃いだったのでまぁいいかと彼らを歓迎したとかなんとか。